川嶋舟講演会~訪問かいこと農福連携から考える~
社会の中で生きるために必要なこと 平成30年9月3日(月)【開場】14:30 【開講】15:00~16:00

聴講料
無料(光ミュージアムへの入館料は必要です)

  この度、光ミュージアムでは東京農業大学農学部デザイン農学科教員で獣医師である川嶋舟先生に『社会の中で生きるために必要なこと』〜訪問かいこと農福連携から考える〜というテーマでご講演をいただきます。
 専門領域は、動物介在療法・動物介在活動(特に馬を用いたホースセラピー)および農福連携です。また、東京農業大学で今年4月に新設されたデザイン農学科において、先生が始動された「訪問かいこプロジェクト」を通して新しい生活スタイルを提案されています。
 川嶋先生は、当館でも「昆虫展」を監修頂いた動物博士の故吉村卓三氏と親交を深めておられ、そのご縁で、昨年に引き続いて、高山市での2回目の講演をご快諾頂きました。
 「農福連携」とは、担い手が不足する農業分野と、障がいのある方などの就労場所が不足している福祉分野が連携することにより、農業生産を維持することと、障がいのある方の働く場所や居場所をつくることを目指す取り組みのことで、誰もが人間らしく生きることのできる社会を創ることにつながります。
 「訪問かいこ」は、高齢者や障がい者に、蚕の飼育を通じて「生きがい」を宅配することを目指す新しい取り組みです。リハビリの一環として家庭で蚕を育ててもらい、出来た繭を販売することで収入や生きがいを得ることができます。
 かつて養蚕が盛んであった飛騨高山に住まいの皆様にとっても関心のある内容と思いますので、是非ともご来館頂ければ幸いです。


【講師略歴】
東京農業大学農学部 デザイン農学科生活デザイン農学研究室 准教授。
1998年麻布大学獣医学部獣医学科卒業。獣医師免許取得。2004年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。東京大学大学院農学生命科学研究科研究拠点形成特任研究員を経て、2005年10月より東京農業大学農学部、2006年4月よりバイオセラピー学科、現在に至る。動物介在療法学とくに馬を用いたホースセラピーに関する教育実践と研究、日本在来馬の起源と利活用に関する調査研究等を行なっている。また、2015年より新しい農福連携の取り組みとして、「訪問かいこプロジェクト」を始動。


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